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2011.08.09

ビル・ゲイツが考える未来のエネルギー

 ビル・ゲイツはこれまで、エネルギー問題に大きな関心をもって取り組んできました。日本のこれからのエネルギー政策を考えるにあたり、グローバルな視点を持ち、かつ合理的な彼の意見は貴重です。
 Wiredのインタビューでは、日本の近視眼的で日和見的な政治家・評論家・学者とは比較にならないほど賢い提言をしています。

Q&A:ビル・ゲイツ、世界のエネルギー危機について語る(Wired)

 ビル・ゲイツは、福島の事故のあとにもかかわらず、原子力エネルギーを賞賛しています。

『 環境や人間に与えるマイナスの影響は非常に大きいのですが、それでも石炭や天然ガスと比較して、1時間当たりの発電量(キロワット)における死者数はかなり少ないのです。原子力業界は極めて優れた業績を残しており、それは第1世代、第2世代の設備でも同じです。』

 しかしいったん事故が起きると、福島のようにその規模は計り知れないほど大きく、そのために政治に左右されてしまいます。

 彼は、稼働中の原発は古いものが多く、改善の余地が大きいにもかかわらず、先進各国は原子力の研究開発に十分な投資をしていないことを指摘しています。


 一方、太陽エネルギーについては、ソーラーパネルをどんなに増やしても、単なる「子どもだまし」であると言っています。

『 子ども騙しでもかまわなければ、家にもち込むのが最適でしょう。ソーラーパネルを屋根に設置するのがよいと思います。~豊かな国はお金が余っているからよいのです。』

 また、バイオエネルギーは、経済的に割にあう可能性があるが、それでも石油の代替物とするには広大な土地が必要となり、極めて非現実的と指摘しています。

 ソーラーもバイオも、食糧を生産できるはずの土地を使ってしまっては、今度は食糧価格の高騰を引き起こし、貧しい国が食糧を買えなくなってしまいます。

 マイクロ発電とスマートグリッドの組み合わせも、信頼性の点で疑問です。

 貧しい国のことを考えると、エネルギーを安価に得られるようにしなければならず、食糧を生産できるはずの土地をソーラーパネルやバイオ燃料のために使ってはならず、食糧を生産できるように気候変動を防がなければなりません。

 こう考えると、原子力の研究開発をより強力に推進するのがベスト、ということになります。

 世界のエネルギー問題、貧困問題、気候変動問題に目をつぶり、ただ怖いからやめようとか、被ばく国は核を扱うべきではないというのは、自己中心的・短絡的思考です。

 失敗を教訓にし、さらに安全な原子力発電を目指すといった、チャレンジ精神がもっとあってもいいのにと思います。

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投稿: | 2011.08.15 16:49

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