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2009.08.23

「民主党の本性」にみる自民党の末期状態

 「民主党の本性」というパンフレットが自民党から出ています。第1章 民主党と労働組合の革命計画、第2章 日教組 教育偏向計画、第3章 日本人尊厳喪失進行中、の3項目からなります。

 そのうち、かなりの部分が教育についてです。日教組の影響による反日教育が復活するとか、教員免許更新制度の廃止でダメ教師をクビにできなくなる、といった懸念が書かれています。

 しかし、日教組が間違った歴史観、社会観を押し付けるのは今始まったわけではなく、数十年前から続いていることで、何を今さらという感じがします。

 子ども手当については、支給のための事務作業で公務員が増え、組合が強化されるという批判をしています。

 これもあまりピンとこない主張です。子ども手当を批判するなら、なぜ代わりの増税項目や、その他の財源を問題にしないのか不思議です。

 外交政策では、中国の軍拡や北朝鮮のミサイルを挙げ、米軍の規模縮小に反対しています。

 しかし、もはや対等な日米関係はあたりまえのことだと思います。日本は自主防衛を目指すべきで、そのためには米軍の規模を縮小して自衛隊を拡張するのか、そうでなければ、どのように在日米軍を活用するのかの議論をすべきです。

 さらに対等な日米関係を否定しておきながら、日本人の尊厳をうんぬんするのは、明らかに矛盾しています。

 歴史と伝統については、民主党の政策について、日本を一方的に貶める国家観・歴史観の押し付け、家族制度の否定、自助・共助の否定だと批判しています。

 これはその通りですが、選挙の前にこんな分かりにくいことを主張してどうするのかといった疑問があります。ほとんどの日本人は靖国問題に関心はありません。別の施設をつくったからといって、誰も日本人の尊厳が喪失したとは思わないでしょう。

 民主党もダメですが、自民ともダメというどうしようもない状況のなかで、まず自民党をつぶして、つぎに数年かけて民主党をつぶしていこういうのが日本人の戦略なのかもしれません。

 その間にうける大きな損害もやむなし、ということなのでしょう。

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