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2009.03.10

文科省は現場を知らず、聞く耳も持たないということか

 新しい指導要領では、英語を使って高校の英語の授業をするそうです。できるはずがないのに、それが通ってしまったようです。
 「英語の授業は英語で」 高校の改訂指導要領を告示(asahi.com)

『10年ぶりの改訂で、英語の授業は英語で行うことを基本とし、教える単語数も4割増とする』

 文科省サイトにある、高等学校学習指導要領の「新旧対照表」を見ると、

旧指導要領は、
 次のようなコミュニケーション活動を行う。
 (ア)英語を聞いてその内容を理解するとともに,
    場面や目的に応じて適切に反応する。
 (イ)関心のあることについて相手に質問したり,
    相手の質問に答えたりする。
 (ウ)情報や考えなどを,場面や目的に応じて適切に伝える。
 (エ)聞いたり読んだりして得た情報や自分の考えなどをまとめ,
    発表する。また,発表されたものを理解する。

新指導要領は、
 次のような言語活動を英語で行う。
 (ア)事物に関する紹介や対話などを聞いて,情報や考えなどを理解したり,
    概要や要点をとらえたりする。
 (イ)説明や物語などを読んで,情報や考えなどを理解したり,概要や要点
    をとらえたりする。また,聞き手に伝わるように音読する。
 (ウ)聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,
    情報や考えなどについて,話し合ったり意見の交換をしたりする。
 (エ)聞いたり読んだりしたこと,学んだことや経験したことに基づき,
    情報や考えなどについて,簡潔に書く。

 と、確かに大きく変わっています。ただ、新指導要領でも、日本語を使ってはいけないと書いていません。また、先生も生徒も大きく変わるわけがないので、指導要領が変わったからといって、教室に大きな変化が起こることはないでしょう。

 心配なのは、これだけ指導要領を大きく変えたにもかかわらず、

『改訂案公表後、文科省が一般から意見を募ったところ約3600件の意見が寄せられたが、文科省が内容を大きく変更した部分はなかった。』

と、文科省が国民の意見を聞かない態度を示していることです。

 ゆとり教育に象徴されるように、文科省は理想に走る傾向があると思います。レベルの低い現場に対し、理想的な教育を無理やりおこなうことで、最低限の教育すらできなくなっているというのが現状だと思います。

 もし、英語の授業を英語だけで行うように無理強いするというのなら、同じ過ちを繰り返すことになるのでしょう。これでは、子供たちがかわいそうです。

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