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2008.10.20

日本のマスコミが進歩しない原因は「反権力」「市民派」である

 幼児がこんにゃくゼリーで死亡した事故について、マスコミの報道とネットの議論が大きく違っているという指摘があります。
 こんにゃくゼリー規制論にネットはなぜ反発するか(NIKKEI IT-PLUS)

 マスコミは消費者と官庁を取材し、規制強化の流れが定まりつつあると報道しています。一方、ネット上では、こんにゃくゼリーは本当に危険なのか、消費者保護はどうあるべきなのか、といった議論が広がっています。

 さらに、ネットでは、マスコミが伝えない情報を伝えています。
 ・餅、パン、ご飯のほうが死亡数が多い
 ・マンナンライフはカップ形状を改良するなど対策を取っている
 ・EUの規制は、食品添加物によるもので窒息に関してではない

 なぜこんなに違ってしまうのか。その理由を、藤代氏が解説しています。

『 新聞をはじめとするマスメディアでこのような消費者責任論を見かけることは少ない。その理由は、~マスメディア(特に新聞の一般紙)が近代啓蒙主義の枠組みの中にあるからだ。』
『 マスメディアに根強く残る「反権力」「市民派」といったステレオタイプなジャーナリズムの大きな問題は、人々の無責任と依存を生み出すところにある。あるときは規制を批判しながら、何かトラブルがあるとすぐに行政の責任を問い、規制を求める方向に議論を進めてしまう。』

 「反権力」「市民派」に固執し、与党や大企業はいくら叩いてもよく、市民、特に弱者を批判することはタブー、というのは間違っています。弱者だからといって、あるいは被害者だからといって、彼らが常に正しいといえるはずがありません。

 マスコミは、そんなステレオタイプのジャーナリズムを見直そうとはしていないようです。それどころか、格差社会やワーキングプアを強調することで、弱者の数を増やし、懸命に自分たちの支持者を増やそうにしているようにみえます。

 技術が進歩し、インターネットの普及でコミュニケーションが発達し、一般人のメディアリテラシーが急速に向上しているにもかかわらず、マスコミは変わることなく、発言力を弱め続けています。

 マスコミから多面的、合理的な分析がなく、代わりにそれがネットから発信されているという状況は深刻です。

 おそらく今後もマスコミは、「反権力」「市民派」の看板をおろすことはないのでしょう。その結果、ステレオタイプのジャーナリズムは、現状のまま変わらず、決して進歩することはないのでしょう。

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