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2008.01.06

アンケート結果を元に庶民の目線で記事を書く毎日新聞に真実は望めない

 台湾新幹線1周年記事で日経と毎日が正反対の記事を書いています。

 日経は全面的に肯定した書き方です。
 台湾新幹線、5日で開業1年・1555万人が利用

 「2007年末までに延べ1555万人が乗車し、庶民の足としてすっかり定着した」
 「2万4400本の列車の99.46%が時刻表通りに発着した」

 MSN産経も肯定的で、さらに細かいデータを加え、一部マイナス情報も加えています。
 台湾新幹線、開業1年 交通地図塗り替える

 「平均利用者は1日約4万3000人にまで増えた」
 「運転本数も増え続けており、~今月18日のダイヤ改正では
  週末が1日60往復に増便される」
 「事業計画の88往復を大幅に下回っており、なお多くの課題を残している」

 一方、毎日は利用者の声を元に、否定的な書き方をしています。
 台湾新幹線:開業1年も不人気 高額運賃、アクセス不便で

 「高額な運賃設定や駅までのアクセスの不便さなどが障害となり、
  利用者は約2割止まりと低調だ」
 「初の海外新幹線は一般住民の足として定着していない」

 この利用者が2割というのは、「新幹線に乗車したことがあるか」というアンケート調査の回答によるものです。

 地元の声や利用者の声を聞くのは正しいし、それらの内容は事実なのでしょうが、それだけを並べて、台湾新幹線がうまくいっていないかのような記事にするのはどうなんでしょうか。

 記事の途中から、貧富の差の拡大の話にずれてしまっているのもあきれます。

 運賃が高くて一般住民が乗れず、格差の象徴だから新幹線はけしからんという記事なら、台湾新幹線の事業がうまくいっているのかどうかの判断材料にはなりません。

 庶民でない記者が庶民の味方として庶民の目線で書くだけなら、これからも真実には程遠い記事となり続けることになるのでしょう。

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