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2007.12.23

ワーキングプア「解決への道」は遠い

 見逃してしまったのですが、12月15日放映のNHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」がいい内容だったようです。米国と韓国でもワーキングプアが問題になっており、日本でとられようとしている対策が役に立たないという趣旨だそうです。
 『NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想』(紙屋研究所)

 ・韓国と米国は日本の未来の姿である。
 ・日本の非正規雇用率33%に対し、韓国は55%。
 ・米国はIT部門がインドに移転し、ホワイトカラー層が
  あっさりとワーキングプアに転落している。
 ・両国ともに「医療保険」の不安がある。
 ・韓国では非正規従業員を正社員化する法律ができたが、
  企業はパートを大量にクビ切りし、アウトソーシングした。
 ・莫大な富を築いている大企業が社員に十分な賃金を出すべき
  と、米国の識者は主張している。
 ・アメリカのノースカロライナでは、ワーキングプア対策
  になるような企業誘致が行われている。
 ・イギリスのリバプールでは、「支援員」がいて、街を歩いている
  若者に「仕事はあるか?」と声をかけている。

 「解決への道」というタイトルからわかるように、ワーキングプアは単純に解決できる問題ではありません。グローバル化の中で、必然的に今の形になっているのです。法律や予算で多少の調整を行い、企業が責任を果たし、社会が若者などの低賃金労働者を育てていくようなプログラムを実行するくらいしか方法がありません。

 「ワーキングプア」にはどうも政治キャンペーンのようなインチキくささを感じます。資本主義やグローバリズム、規制緩和そのものに反対する道具として利用しているようにみえるからです。

 今回のNHKの番組は、資本側の言い分を十分に紹介し、多少なりとも解決方法を示したという点で、かなりまともだったということでしょう。

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