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2007.07.10

とにかくオレが正しいんだと言うフィナンシャルタイムズ

 「アメリカの中国に対する反ダンピング関税は危険だ」と主張するのに、なぜ危険なのか、どう間違っているのか、読者にわかるような説明がない、Clive Crook氏という、FT紙のコラムニストによる不思議な記事です。

 米議会の「中国バッシング」は危険だ 米議会は論理的に間違っているし、保護主義を加速させる(nikkeibp)

『 今回の法案が米国民に語りかけるのは、輸入品の増大と国際収支の赤字、及びその結果起こる一定産業内の賃金に対する下落圧力は、主に中国の責任だということである。こうした説明に私が反駁する理由の1つは、それがそもそも間違いだからだ。この理由だけでは十分だと思わない人のためにもう1つ理由を挙げると、こうした説明を肯定するのは無論のこと、反論せずにいると、結局、保護主義への傾きを一層強めてしまうからである。』

 中国が為替操作をしており、それによって米国の赤字が増え、失業が増え、賃金が下落しているというのは事実だと思います。

 それなら、過去に日本に対して行ったように圧力を加えれば、何らかの効果があるはずで、関税を上げれば為替操作をいくらか相殺できます。

 誰も反ダンピング関税を乱発して保護主義になろうとは言っていません。圧力をかける手段として、特定の国に限って一時的に保護主義的な手法を使うのです。

 また、誰も経常赤字をゼロにすることなど期待していません。

 対中貿易不均衡を少しでも改善しようとする提案に対し、なんの論法も用いず、ただただそれは間違いであり、「中国への反ダンピング関税はするな」と繰り返しています。

 フィナンシャルタイムズといえども、こんな不思議な記事を載せるのだということを初めて知りました。

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