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2007.04.20

フィナンシャル・タイムズの記事は中国進出誘致広告なのか

 フィナンシャル・タイムズ(FINANCIAL TIMES)が、日本企業に対し、もっと中国に投資をしてくださいという広告のような記事を書いています。それでいて、「屈する日本株式会社」と、日本が中国に降参したかのようなタイトルをつけています。
 政治的なリスクはあっても・・・中国の魅力に屈する日本株式会社(日経ビジネスNB online)

・甘くない緑茶や麦茶が上海でも買えるようになり、日本人に便利になった
・広州では、子供を日本人学校に通わせられる
・反日デモが起きても、対中投資は減らなかった
・2007年、日本の最大貿易相手は中国になるとみられている
・2010年、広州では、ホンダ、日産、トヨタが100万台を生産予定
・キヤノンの穐山氏は、中国の魅力は政治的リスクをはるかに上回ると指摘する
・穐山氏はさらに、賃金の高騰もほとんど問題ではないと言う
・ジェトロの塚田氏も、中国の魅力は多くの問題を凌駕している、と同意する

 中国の悪行三昧により政治的リスクが高まったことは明らかであり、賃金高騰もリスクです。それらを考慮に入れても十分なリターンを見込めるのであれば、進出するのは道理にかなっています。

 しかし、中国の魅力があらゆる問題を帳消しにするかのように言うのは明らかに言い過ぎで、かなり宣伝くさい感じがします。フィナンシャル・タイムズが中国の影響を受けて広告まがいの記事を書き、日経BP社がフィナンシャル・タイムズの名前で権威付けして転載するというパターンでしょうか。

 それならなぜ、日本人を怒らせるような記事タイトルをつけるのでしょうか? なぜ素直に「中国は日本企業の進出をお待ちしています」というタイトルにしないのでしょうか?

 おそらく、この記事は中国人も読んでいるために、へりくだって進出をお願いする言い方ができないのだと思います。中国人が喜びそうなタイトルをつけるということは、中国人あるいは中国系の記者が書いているのでしょう。あるいはこういう事情を熟知した日本嫌いで意地の悪いイギリス人記者かもしれません。なんだか不思議な記事です。

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