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2006.11.26

梅田望夫氏の教育論を見習え

 ベストセラー「ウェブ進化論」で有名な梅田氏が、めずらしく教育について論じています。
 「IT革命」から「I革命」の時代へ 情報の新しい姿予測し、教育論議を(イザ!)

 内容のほとんどは、いつも通りのグーグル礼賛なのですが、最後に、10~20年後の教育はどうあるべきかについての意見を述べています。

『 今の中学1年生が大学を卒業して社会に出るのは2016年だ。小学1年生ならば2022年だ。その頃に「私たちと情報の関係」はどうなっているのだろうか。そんな想像力を働かせないと、子供たちにどんな教育をすべきか見誤る可能性がある。  玉石混交のありとあらゆる情報がさまざまな角度から整理され、誰もが瞬時に入手できるようになる10年後、20年後の世界を想像したとき、子供たちが学び記憶すべき内容、身につけるべき能力に変化はないのだろうか。  新しい情報環境をイメージしたときに重要性をぐんと増す能力とは何なのか。たとえば、能動的に情報を探索する能力、知を構造化する能力、断片的な情報から物事を俯瞰して理解する能力、情報の真贋(しんがん)を判断する能力、異質な情報を組み合わせて新しい価値を生み出す能力…。そういった能力は、どんな教育によって身についていくのか。新しい情報環境で陳腐化してしまう能力は何で、希少性ゆえに価値を生み出し得る能力はいったい何なのか。  こうした「情報についての革命的変化」に賛否両論あることは承知しているが、現在進行中の真実に目を背けることなく、そんな真摯(しんし)な議論を始める必要がある。』

 パソコン、インターネット、検索エンジンを使う能力はもちろん、得られた情報を再構築する能力、情報のウソや信頼度を見抜く能力など、広い意味でのメディアリテラシーを身につける教育が必要と言っていると思います。あまり具体的ではありませんが、少なくとも、考え方、方向性は示しています。

 これに比べて、世の中の議論は教育基本法という入り口で止まったままです。「不当な支配」とか「愛国心」という低レベルの議論はさっさと終わらせ、もっと未来を見通した、現実的で実質的な議論を期待したいものです。

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» 国民をばかにするな〜って私じゃないよ、長谷川眞理子さんだよ [情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士]
信濃毎日新聞社が今日の視角で、長谷川眞理子教授(←クリック)の怒りの声を取り上げている。 ■■引用開始■■  タウンミーティングでの文科省などによる「やらせ」質問問題が話題となっている。どんなことだったのか、徹底的に調査して、関係者の処分も考えるという政府の方針が報道されていたが、この問題は、もっともっと重大なゆゆしき問題であると思う。  実際、私はこの話を聞いて呆(あき)れるとともに、心底、怒りを感じてい�... [続きを読む]

受信: 2006.11.26 03:24

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