ハワイに暮らす
ちょっと遅い夏休みを取り、5泊7日でハワイ島へ行ってきました。火山で有名な島です。ガイドブック・雑誌・インターネット・テレビ番組などの情報を集め、だいたいわかったような気持ちになっていたのですが、実際に行ってみると、オアフ島とは雰囲気がまるで異なりました。高い建物がなく、一面が溶岩で、一部でホテルやゴルフ場が開発されているだけの荒涼とした土地でした。
自然だけでなく、町や人々の雰囲気もアメリカ的で、オアフ島のような日本人向けの部分がかなり少なく、ホテル内でさえ英語で話しかけられることが多かったように思います。部屋のテレビで日本のニュースを見られないことにも驚きました。
現地の人の話によると、ハワイ島は日本からの直行便が1便だけなのに対し、アメリカ本土からの直行便が十数便もあり、アメリカ人旅行者が多いそうです。日本人向けを望むなら、日系人の多い、島の東側のヒロに行けとのことです。
3年ぶりのハワイですが、時期がお盆のすぐあとということもあり、航空券だけでも十数万と高くついてしまいました。さらに、旅客保安料1200円、燃油サーチャージ18000円など、前回にはなかった料金がかかりました。
物価もさらに高くなり、菓子パンが4つほどで3ドルするなど、日本の2倍くらいの感覚です。ガソリンもタンクの半分ほどを20ドルで満タンにできず、驚きました。
機内誌や毎朝部屋に届けられたUSA TODAYなどを見ると、不動産の広告が多く、バブル真っ盛りといった雰囲気を感じました。広告にはローンについても合わせて書いてあり、中には100パーセントローンもありました。
ハワイ島は広大で、いくらでも土地がありそうですが、民間が持っている土地でビーチフロントはほとんど開発しつくしてしまい、足りないほどだそうです。ビルゲイツなど、多くの有名人がハワイ島に別荘を持っているそうです。2LDKのコンドミニアムでもビーチフロントなら6億するそうです。
アメリカの不動産バブルがはじけると世界に影響が大きいので、はじけないように祈るばかりです。
旅の中で、タイムシェアリゾートコンドミニアムの説明会に参加しました。ハワイでバカンス用のコンドミニアムを買っちゃおうというものです。タイムシェアとは1週間分の所有権を買うことです。数百万で購入すれば、あとは毎年管理費と固定資産税を払うだけで、クリスマスとお正月以外を選択して1週間宿泊できます。決まった部屋だけではなく、手数料を払って別のコンドミニアムとも交換して泊まれますし、提携ホテルの宿泊権に交換することもできます。
しかし、これだけ航空運賃などが高騰し、物価も上がって暮らしにくくなってしまうと、なかなかハワイに毎年くるのは難しくなってきたなと思います。コンドミニアムを買ってお得にバカンスを楽しもうという夢がちょっと遠くなった感じです。
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