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2006.06.02

新聞・テレビが伝えない新聞の苦境

 新聞の読者が減っているというニュースは新聞やテレビでやっていませんが、ネットに関係するため、IT系のニュースサイトでしばしば記事がでます。
 新聞に生き残りの道はあるか 新聞社サイト、アクセス伸びず(ITmedia)

 この記事は、ネットレイティングス社という、インターネット視聴率調査会社の萩原氏による、新聞社サイトの分析をまとめたものです。

 NHK「国民生活時間調査」によると、新聞を読む人はここ10年で大きく減っており、特に、30~50代の働き盛り男性の落ち込みが激しいそうです。萩原氏は、その原因をネットだろうとしています。
 減った分がそのままネットに移行しているならいいのですが、そうはいかず、新聞社サイトのアクセスはあまり伸びていません。
 一方、新聞社などから配信を受けた記事をピックアップして掲載する「Yahoo!トピックス」のアクセスは急激に伸びており、ニュースの需要そのものは減っていないことを示しています。
 つまり、ユーザーは新聞社が編集するニュースパッケージを求めていない、ということがわかります。ネット上では、新聞ブランドではなく、記事そのものへの関心でニュースが流通するのです。その構造は音楽配信のビジネスモデルと同じです。

 萩原氏は、新聞が今後どうすればよいかについて提案をしています。ひとつは、高品質な記事を提供するプロバイダーに徹すること。もうひとつは、新たに魅力的なパッケージを開発して集客することです。

 両者とも簡単ではなく、新聞社がプロバイダーに徹すれば、ネット上での影響力がなくなってしまうでしょうし、新たなパッケージを作ることは、ポータルサイトを持つネット企業とまともに競合することになってしまいます。

 BBCやNewYork Timesのようにネット企業を買収して集客を目指すべきなのでしょうが、日本の新聞社の経営者には無理でしょう。買収資金もないでしょうし、もしお金があっても、発行部数と販売店網の維持に使ってしまうような気がします。

 日本の新聞は、あくまでも紙の宅配にこだわり、団塊の世代とともに、すこしずつ縮小していくのだと思います。

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コメント

 朝日新聞社にかつて聞いたことがあります。
「貴社の新聞を読みたいが、紙の始末がめんどうで仕方がない。頼みもしないのに大量のチラシが入ってくるし、新聞紙自体も回収に出すのが手間だ。新聞紙だけで一坪部屋が狭くなる。紙ではなくPCで読みたい。検索サービスではなくて、毎日の新聞をメール配信してほしい。ハイパーテキストになっていればなおよい」
そうしたら、朝日は「ウチはそういうサービスはしていない」とにべもない返答でした。
 朝日は紙媒体での販売にこだわっていて、Webでのニュースは購読者を増やすための広告だと思っているらしい。

投稿: Inoue | 2006.06.03 07:47

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