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2005.12.28

立花氏が日銀の量的緩和解除を強力に支持

 今回の「立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」」は、量的緩和政策の解除の是非について論じています。
2006年の日本経済を展望する量的緩和巡る政府・日銀の攻防(nikkeibp)

『いま私が一番注目しているのは、日銀と政府との間の、量的緩和政策をめぐる綱引きである。』

ということで、まとめると、
・週刊誌や新聞を読んでいると、15年前にあったようなバブリーな話題が目に付く
・しかしこれはメディアによって拡大された特異的現象である
・最近、日銀が何をやっているか解説した本を読んだ。日銀はマネーの流れを調整し、最適化がはかっており、そのおかげで日本の経済が破綻することなくここまでなんとかやってこられたと知った
といった内容です。

 日銀についての本を読んだだけで、やたらと日銀を賞賛しています。そんなに日銀はすごいのでしょうか。それならどうして90年、98年、03年頃はうまく調整できなかったのでしょうか。

『日銀首脳は、リアルなデータにもとづいて、この危険な状況を誰よりもよく知っているが故に、繰り返し警告を発しているのだろうが、それに反発する政治家連中は何を考えているのだろう。』
『事態がよく理解できないバカ(経済音痴)である可能性も強いが、もしかするとあの連中が心中秘かに考えていることは、日銀の行動をおさえることによって、日本経済を大爆発=大破綻(ハイパーインフレ)に導き、それによって日本経済の最大の難問、すなわち救い難いレベルにまで達した財政破綻を一挙に暴力的に解決してしまおうとしているのではないかとさえ思えてくる。』

 「バカ」はないでしょう。日銀が正しく状況を理解していて、政府がそうでないというのは、官僚が優秀で政治家がバカだというのに似ています。官僚はこれまでずっと正しかったでしょうか。

 量的緩和政策をこのまま続けるとハイパーインフレになるという論理もよくわかりません。株価がさらにあがるとハイパーインフレになるのでしょうか。

 立花氏は、日銀が日本経済をコントロールしていると考えているのかもしれません。それなら今までの評論の中で、日銀についての分析がたくさんあってもいいはずですが、そんな記事があったでしょうか。

 ちょっと本を読んだだけで、日本経済の今があるのは日銀のおかげだとまで信じ込むのはあまりにも単純すぎると思います。立花氏の経済評論は、ますますあてにならないものになりそうです。

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コメント

立花は昭和50年前後の「脳細胞」が化石化しているのではないですか。教科書で学んだインフレ、デフレの解説に雁字搦めにされてしまっています。
 それにしても、有識者とは思えない、小泉に対する誹謗中傷罵詈雑言 早くも時の人?「きっこ」の影響でも受けてしまったのか 私のような庶民と同じ感覚でいてもらっては困りますね。
 立花も一応は著名人なのだから、少しは責任感というものを持っていただかないと。
 子供じゃないんだから「お前の母さん出べそ」レベルの批判を続けていても、小泉がビクともしない代わりに自身の「知の巨人」という虚名が足元から崩壊しかかっているじゃ有りませんか。
 ネコビルや東大というバーチャル空間に引きこもって「もう何がなんだかさっぱり解らない」と頭をかきむしっているのだと 世間に向かって正直に仰い。早く楽になったほうが良いと思うのだが。

投稿: 案山子 | 2005.12.28 07:53

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» 量的緩和政策 [七五白書 (しらけないために)]
 「若干、日本全体がバブル期のような雰囲気になってきたとの感じをもつ」とさえ奥田日経連会長の指摘があったりして、経済の潮目ははっきり変わったとの見方が強まってきています。  これにつれて、金融の量的緩和の解除をめぐっての政府と日銀がせめぎ合い、「そろそろ解除したい」という日銀を「まだ早い」と政府がけん制しています。専門的で、一般には縁遠い話のようにみえますが、その成り行きは、金利や物価の変動を通じて国民生�... [続きを読む]

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