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2005.10.06

森永氏が選挙民をカルト信者扱い

 日経BPのSAFETY JAPAN 2005で、経済アナリストの森永卓郎氏による連載が始まりました。

 「小泉構造改革をどう生きるか」
というタイトルです。年収300万円時代をどう生きるかを説いている森永氏ですから、小泉構造改革にどのように対応すべきかを説く連載内容になると思われます。「年収300万円の時代=小泉構造改革の時代」ということでしょうか。

 第1回は、「なぜ、小泉首相は地滑り的勝利を収めたか」です。選挙民は「恋は盲目」あるいは「ユーフォリア」の状態に陥ったためだという主張です。

『日本語では陶酔的熱狂といえばよいだろうか。先日の総選挙で、小泉自民党が圧勝した理由は、これ以外にどうしても思い当たらない。』

と、最初からとんでもないことを言っています。たくさんの人が分析しているはずです。森永氏は新聞、雑誌、ネットなどを見ないのでしょうか。民主党がだめ過ぎたという理由もすぐに思いつくはずです。

・今回の総選挙は「ユーフォリア」の状態であった
・これは非合理的かつ非経済的な行動である
・ユーフォリアが起きるためには、まずカリスマが出現しなければならない
・カリスマは自分の地位を盤石にするために、反発者を懲罰にかける
・カリスマ支配を強固にするため、情報の遮断が行われた
・選挙民にはユーフォリアを起こすための「厳しい修行」、つまり増税や保険料の値上げが与えられており、選挙民はそれを素直に受け入れている

とよくこれだけこじつけられるものだと感心してしまいます。さらに、

『前回、同じようなことが起きたのは、1920年代の終わりのこと。そのときのカリスマは、「この改革は命がけで行う」と言って、選挙に圧勝した濱口雄幸首相である。しかも、時代の状況から、首相の経済政策、そしてキャッチフレーズまで、背筋が凍るほど共通しているのだ。』

と結んでいます。70年以上前と状況は全く違うはずなのに、部分的に似ていることをとらえ、批判に使おうとしています。この共通点の詳細は次回ということなので、楽しみです。

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コメント

森本はマスコミが紙面や番組に好んで登場させる ネガティブな一連の経済評論家や経済学者たちの一人です。本流か亜流かは、定かでは・・・まあ、どうでもよいのですが とにかくマルクス経済学の流れにさらわれたまま陸に上がれなくなってしまったと言うか、そのまま陸に上がってしまったマルクス河童と言うのか・・・
 ともあれ マスコミでの経済動向の解説が みごとに現実と符合しないと言う 離れ業を披露し続けてくれている 東京経済雑技団の面々は、植草 金子 森永 武者に財部 紺野 クーらスター団員を中心にますます世間を騒がす事でしょう。

投稿: 案山子 | 2005.10.06 21:30

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