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2005.09.19

大前研一氏が日本人を「集団IQが低い」と批判

 自民圧勝のあと、日経BP「立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」」の更新が途絶えてしまいました。仕方がないので、同じ日経BPの目玉?記事である大前研一氏のコラムを読んでみました。

 SAFETY JAPAN 2005にある「「産業突然死」の時代の人生論」は、すでに第9回になっています。全体の内容をひとことで言うと、「国家は消滅する。日本人は集団知能指数が低い」というものです。

『「国家とは何か」ということさえ、一つも説明できないのが今の時代だ。それなのに、日本は、まるで成人後にかかった麻疹(はしか)のごとく、「われわれ日本人は……」「日本の国益を守るために……」と熱くなって、隣国ともめている。冷戦期にその主張をするのならともかく、今の時代でこれはもう滑稽でしかない。もはや日本と中国を分けることなどできなくなっている。』(第6回より)

 大前氏には、東アジアで冷戦が続いているという認識がないようです。
 国家間の交流が深まりつづけると、将来国家がなくなるのでしょうか。EUが通貨統合したあと、国家統合するのでしょうか。EU以外の国ではどうでしょうか。国どころか地域、民族、宗教で境界を作っているのではないでしょうか。
 3年くらい前なら理解できそうな内容ですが、今となっては見直しが必要でしょう。

『日本は個人や小集団の能力には素晴らしいものがあると思うが、大規模な集団になると、世界でも最低なほどレベルが低い。』

 そんな最低な集団が、なぜこんなに経済発展できたのかという説明が必要だと思います。自分の主張が受け入れられないからといって、日本人全体を集団IQが非常に低いと決め付けるのはいかがなものかと思います。

 ところで、このコラムにも各所に宣伝が入っています。

『シリーズ最新号として今年3月に出版した『The Next Global Stage』(Wharton School Publishing)では、「次の世界の舞台はどうなるのか」に言及した。』
『私のビジネススクールで教えているケーススタディーは、結末を誰も予測できない現在進行型の事例ばかりを扱う。』
『私のビジネススクール「大前経営塾」「ビジネスブレークスルー大学院大学」では、~自分のオリジナルな意見を言えるように指導している。』

 日経BPのコラムでは、さりげないものなら宣伝は許されるというルールがあるのでしょうか。ちょっと疑問です。

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コメント

ゆうくん、こんにちは。mongara4と申します。ゆうくんのおっしゃるとおり「自民圧勝のあと、日経BP「立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」」の更新が途絶えてしまいました。」ね。

同じことを考えている方を見つけて思わずコメント書きました。

僕は、立花氏がどんなコメントを、どれくらい早く出すのかに注目していましたが、完全に裏切られました。散々カッコイイことを言っておきながら(特にインターネットの有効性を指摘しながら)自身の予想が完全に外れたら完璧に逃げを決め込んでいるように思います。情けない。朝日新聞の心配をする前に、自身の論客としてのダメさ加減を心配して欲しいと思います。

ネットを通して(通さなくても?)、ますます彼の名声は堕ちるのでしょう。

今後の注目は、いつ、どんなコメントで再開するのか、それともここでこのコーナーは終了するのかということです。

投稿: mongara4 | 2005.09.20 16:00

 日本新党ブームのころ「平成維新の会」を立ち上げて、その新党ブームにあやかろうとしたものの、国民にそっぽを向かれ今では忘れ去られてしまっています。「知的精神的粗雑さ」という自らの欠点が招いた 当然の帰結をいまだに受け入れられないのでしょう。日本国民のIQが低いために見舞われた不幸だと思いたい、逃避でしょう。

投稿: 案山子 | 2005.09.19 02:45

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