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2005.03.03

佐々木俊尚さんのライブドア評論

佐々木俊尚の「ITジャーナル」に、ライブドアのニッポン放送買収についての評論が連続して掲載されています。

「人々に不安感を抱かせる堀江社長の疾走」では、「とにかくライブドアの問題を徹底的に洗い出せ。あの会社を叩くんだ」という産経新聞内部の状況を描写しています。

産経新聞はその社説で「堀江氏の発言からメディア集団に深く関わることへの気概や、責任の重さに対する、ある種の畏れが感じられなかったのは残念である」と述べ、メディア=自分たちに対する「畏れ」がないと怒っています。


「テレビ業界がライブドアに拒否反応を示す理由とは」では、テレビとインターネットの融合について、テレビ業界を3年前に取材した状況をレポートしています。

「遠い将来にはネットと融合するのかも知れないが、現状を見ればネットの世界とテレビの世界にはあまりにも隔たりが大きすぎる」というのが、テレビ業界の一致した見方のようです。

隔たりとは、
・テレビ業界で言う「顧客」というのは視聴者ではなく、スポンサー様である。
・2004年時点で、テレビの広告市場は2兆円強、インターネットの広告市場は1800億円、フジテレビから見れば、ライブドアが言う「ネットとのシナジー効果」などは取るに足らないものである。
・日本では、番組をネットで二次利用する枠組みがいまだに確立していない。これは、テレビ局と番組制作会社の契約がなく、著作権をどう処理するかが明確ではない。
といったものです。

佐々木さんは取材報告と現状分析を詳細にされていますが、将来どうなるかについては予測がつかないようです。

果たしてどちらが本来あるべき姿なのでしょうか。テレビ局の顧客は視聴者であるべきですし、テレビ局と番組制作会社・出演者との契約は、あって当たり前でしょう。

電通によると、2004年の広告費の中でテレビ広告費は前年より約5%伸び、2兆436億円です。
インターネット広告費は前年より約53%伸び、1814億円です。
金額を比較すればインターネットはテレビの10分の1以下ですが、伸びが違います。もし、広告費全体が伸びず、インターネット広告だけが伸びるとするなら、どこかの広告費が減ることになるでしょう。

まずは新聞・雑誌、そのあとテレビだと思います。テレビも、視聴者軽視のままなら、いつまでも安泰とは思えません。

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