Thin Clientは失敗する
切込隊長BLOG
「産経新聞の「正論」で梅田望夫氏の議論を読んでの雑感」
を読んでまたバトルが始まったかと思ったら、
「理解した。というか、すっきりした」
で自己解決していました。第三者であるzep716氏のブログでの解説
「産経新聞「正論」 「こちら側」と「あちら側」長考」
で理解したとのことです。
で、その解説と、リンクされている梅田氏のCNETでの記事を読み、世の中Thin Clientを信じている人が多いことに驚きました。
「Googleはインターネット時代の新たなOSとなる」(zep716氏)
「Googleの本質は新時代のコンピュータメーカ」(梅田氏)
「「Google PC世代」という考え方」(梅田氏)
「PCに残る仕事、残らない仕事」(梅田氏)
Googleの評価についてはともかく、WebサービスがOSになったり、PCであるという考え方は間違っていると思います。巨大サーバーを持ち、様々なサービスを提供すれば、今のようなPCは不要であると言っているようですが、そんなことはありません。空想するのは自由ですが、実現性についての吟味がないと思います。
PC側からインターネット側にパワーシフトがおこっているというのは否定しません。辞書、ホームページ作成、地図、乗換案内、翻訳、年賀状など、いままではPCにインストールされたソフトでやっていた仕事が、インターネットでできるようになっています。
しかし問題はそれがどこまでシフトするかです。いままでPCが7、Webサービスが3の仕事をやっていたのが、3対7あるいは2対8になるくらいではないでしょうか。AV関連やいろいろな作成ソフトはWebサービスでできそうに思えません。将来、ビデオ編集よりはるかに上回る大量のデータがCPUとメモリとハードディスクとディスプレイの間を行き交うソフトが出てくるかもしれません。そういうソフトはローカルで動かす必要があります。
また、ユーザーが自分のPCと、サーバーのどちらで仕事をさせたいのか想像する必要があります。大事なデータをどれだけサーバに送ろうと思うでしょうか。できるからといって、ユーザーがそれを好むとは限りません。
結局、未来のPCは今とあまり変わらないような気がします。Thin Clientにはならないでしょう。
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